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屋根のトップライトから漏水が発生。その原因は? [定期点検(建築・設備)]

建築の定期点検(調査)や外壁調査の付帯調査として、当社では建物の屋根(屋上)の点検もよく行います。

具体的には、防水層や屋根葺き材の劣化、ルーフドレイン(雨水を樋に流す中継部分)に土砂等による閉塞がないか?また金属製手摺に発錆・腐食によるぐらつきがないか?など、調査対象の建物仕様に応じて様々な項目を確認します。

先日点検した現場では、樹脂製のドームで出来たトップライトの周囲に多数のひび割れが確認されました。(写真参照)これでは雨が降るとこのひび割れから雨水が室内へ侵入してしまいます。また、ドームの内面には結露が発生していました。真冬のトップライトの内外では気温差がかなり大きくなているためだと思われます。

①雨水の侵入(=漏水)および、②トップライト内外の気温差による室内側の結露、この二つの原因によるものと思われる室内の壁の痛みや劣化がこの現場では確認されました。

トップライトは、採光を確保する意味では有効な窓ですが、雨仕舞い上のトラブルが発生しやすい部分でもあります。きちんと維持管理をしないと上記のような劣化を生じやすいため注意が必要です。

 

 割れているトップライト-1s.jpg

▲劣化したトップライト(樹脂製のドームの周囲にひび割れが発生している)

割れているトップライト-2s.jpg

▲トップライトの周囲に発生しているひび割れ(雨水が侵入しやすい状態)

当社HP http://www011.upp.so-net.ne.jp/techno/ 


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