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鉄筋コンクリート構造物の耐震診断(耐震調査) 躯体のはつり調査 鉄筋調査 中性化試験  [耐震診断(調査)]

鉄筋コンクリート造による構造物の耐震診断を行う場合、
一般に柱のコンクリートを斫り(はつり)、内部の鉄筋を露出させることにより
鉄筋の腐食度や種別を確認したり、コンクリートの中性化深さを試験したりします。

斫り調査をおこなう際は、鉄筋を傷めないよう、鉄筋探査により鉄筋調査を
行ったうえで斫り位置を決定します。

各階3か所づつ同様の調査を行い、調査結果の集計を行います。
一般的にこの調査のほかにコンクリートコアを採取し、圧縮強度を試験する調査も行います。

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▲コンクリートの斫り状況(耐震診断)

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▲コンクリートの中性化試験(耐震診断)

当社HP https://www.kyushu-techno.co.jp/



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外壁のモルタル浮き、鉄筋爆裂 応急補修による落下危険性の回避 [外壁調査]

鉄筋コンクリート造の外壁やコンクリート構造物によく見られる劣化
にモルタルの浮きや鉄筋爆裂の変状があります。

モルタルの浮きは放置しておくと、外壁の剥離・落下につながります。
鉄筋爆裂も同じく、鉄筋の発錆に起因する爆裂は膨張するため、
表面のコンクリートをひび割れさせ、モルタルの劣化放置と同じく、
剥離・落下の危険性があります。

これらの補修を行うためには、一般に外壁等の全面的な改修工事と併せて
実施する事が多いのですが、そうなると工事費は安くありません。

そのような場合、劣化発生範囲に限定した応急補修を行う事で、
当面の劣化進行の抑制、劣化部位の落下危険性を回避する考え方があります。

応急補修なので、補修後の見た目はあまり良いものではありませんが、
改修工事を実施するまでの経過措置としては有効な対策と言えます。

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▲落下しそうなモルタル浮き、剥離および鉄筋爆裂を応急補修した例

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外壁落下の危険性 事故が起こる前に調査と改修が必要です。 [外壁調査]

鉄筋コンクリート造の建物の外壁は経年劣化により落下してしまう危険性があります。
タイル張りの外壁の場合、タイルが落下してしまうこともあります。
劣化した外壁が落下してしまい、不運にも人身事故に繋がった事例が過去にも多く発生しています。

通常の外壁劣化は目で見るだけではその落下危険性は分からないことが多いので、
打診調査や赤外線カメラを使った調査でその劣化(危険)範囲を確認するのですが、
劣化の進行を放置してしまうとその範囲がふくらんできたり、ひび割れ(亀裂)となって現われたりします。

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▲外壁の劣化を放置しすぎた状態(壁の表面がひび割れ、ふくらみ、今にも落ちそうな状態になっている。)

外壁に限りませんが、建物の不具合は早期に確認し、早期に対処することで
建物の劣化進行を遅らせることができますし、修繕費用も最小限に抑えることも可能となります。
人の場合も定期的な健康診断により体の不調の早期発見に務めることと全く同じです。

建物も不具合による事故を防ぐためにも定期的な調査や、改修(修繕)が必要です。

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木造住宅の耐震補強工事 [建築工事の現場]

木造住宅の耐震補強工事です。

まずは補強する範囲の仕上を解体することから工事を始めるのが一般的です。
壁の仕上げを撤去し、補強を行う範囲を露出させます。

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▲補強範囲を撤去した壁(露出した筋交いや柱に金物を設置した上で、耐力壁を設置。)

解体が終わると柱や筋交い、耐力壁などを耐震補強のために設置したり、
金物を入れたりして補強を行います。

補強が終われば仕上げ材を施工して工事は終了です。

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▲和室の床の間の背面壁に柱と筋交い(斜めの部材)を設置。                        この後、耐力壁で壁を塞いだ例。

依頼主(入居者)の方が住まいながらの工事になることが一般的ですので、
補強範囲毎に工事を終わらせながら工事範囲を移動させていくことが多いです。

一般的な住宅の場合、建物の既存強度や工事範囲、工事方法にもよりますが、
工事期間の目安は2~3週間程度かと思われます。(住まいながらの施工なので条件にもよります。)

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