鉄筋コンクリート構造物の耐震診断(耐震調査) 斫ることで見えてくるコンクリートの施工不良 ジャンカ(豆板)の例 [耐震診断(調査)]
コンクリートを斫る(はつる)とモルタルが予想外に厚塗りされていたり、
コンクリートにジャンカ(豆板)が現れてきたりすることが珍しくありません。
昭和30~40年代頃の高度成長期に建設された建築物のコンクリート(躯体)には、
施工不良や施工精度を表面のモルタルで隠してしまっていることがよくあります。
型板に使われていたと思われる木片が出てくることもあります。
コンクリートの施工不良に起因する躯体(構造体)の劣化や欠陥が多い場合は、
経年指標(※)を集計する際に減点要素として加味して取りまとめを行ないます。
※経年指標:耐震診断の際に使われる指標のひとつで、構造体に生じている
劣化や欠陥が建物の耐震性能への影響性を評価するための指標
▲コンクリートの斫り状況(セパレータが露出している)
▲コンクリートに発生したジャンカ(豆板)が補修がされないままモルタルで隠されている。
当社HP https://www.kyushu-techno.co.jp/